SEO担当者はEATにフォーカスすべき?
- 2018.11.01
- 海外最新SEO情報

EATに踊らされるSEO担当者
Googleはこれまでアルゴリズムアップデートに関して大きな問題を抱えていました。
それは、アップデートがページランク(PageRank)とドメインオーソリティ(DA)にのみ限定されていたことです。
(※ちなみにGoogleはドメインオーソリティというものを明言したことはありません)
ページランクやドメインオーソリティはリンクに関連しており、これまでのGoogleのアップデートは「リンクに限定した」アップデートであったということです。
Googleはこの課題についてきちんと認識しており、2年ほど前から改善の努力を重ねてきました。
そして直近SEOの状況が大きく変わったことは皆さんも感じているかもしれません。
医療系アップデート(Medic Update)と呼ばれる2018年8月のアップデート以降、EATという概念を非常に頻繁にSEO界隈で耳にするようになりました。
EATとは?
EATとは、Google検索品質評価ガイドラインに登場した概念で、専門性・権威性・信ぴょう性の英語の頭文字を取ったものです。
サイト構造だけではなく、「情報の質」をより評価していこうというGoogleの意志が強く感じられます。
近頃のSEOでは、EATが大きなランクファクターになっている
EATを理解するためにも、検索品質評価ガイドラインを読もう
EATという単語は検索品質評価ガイドラインに非常に頻繁に出てきます。
Google検索品質評価ガイドラインは2014年から存在しており、EATの概念自体は真新しいものではありません。
(※実際にGoogle検索品質評価ガイドラインが公表されたのは2015年から)
しかし、実際にEATについて本当に理解しているSEO担当者は少ないのが現実です。
このガイドラインにGoogleのランクアルゴリズムがどのように機能しているのかが書かれていないことは皆さんなら十分承知していることでしょう。
しかし、どのようなサイトをGoogleがアルゴリズムで評価し、順位を上げようと努力しているのかを確認することはできます。
ですので、リンクだ、ドメインだ、といった従来のSEOは一旦傍におき、このガイドラインに従ってサイトをよく分析してみてください。
これまで以上にGoogleが「ユーザーのためになるサイト」を判断できるようになっていることは間違いありません。
またGoogleはフレッドアップデート(Fred update)などを通じて様々なヒントを私たちに提示してくれています。
そういったヒントを参考にしながら、ユーザーにとって最適なサイトにしていくように努力していきましょう。
まとめ
医療系アップデート(Medic update)後は、大きな変動があるたびに、Googleは自信を持って「検索品質評価ガイドラインを見るように」と述べるようになりました。
このことからも、よりGoogleのアルゴリズムがユーザーに役立つコンテンツを評価できるような性能になってきていることが汲み取れます。
かつてのようなSEOハックが通用しなくなってきているからこそ、丁寧にGoogle検索品質評価ガイドラインを読み込んで、ユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツを発信していくようにしましょう。
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