「誰がコンテンツ作成者であるか?」がSEOにとって非常に重要になってきている

「誰がコンテンツ作成者であるか?」がSEOにとって非常に重要になってきている

コンテンツクリエイターの評判が非常に重要になってきている

 

Google検索品質評価ガイドラインがアップデートされ、「コンテンツクリエイターの評判」という内容が初めて言及されました。

 

検索品質評価ガイドラインは、Googleの検索アルゴリズムの有効性を評価するのに役立つであろう人々の評価基準をまとめた指針原則です。

 

Googleのエンジニアたちが現実世界の人間が「質の高いコンテンツ」だと考えるものを突き止めるためにベンチマークとしている指標について書かれています。

 

しかし検索品質評価ガイドラインに載っている内容が検索結果のランキングファクターだと考えるのは間違いです。

 

一方で、検索品質評価ガイドラインはGoogleのエンジニアがどのようなサイトを検索結果のトップに表示しようとしているのかを知るのに非常に役立ちます。

 

作成者の評判と信頼性が品質評価ガイドラインに含まれているというのはどのような意味を持ってくるのでしょうか?

 

Google Authorshipの歴史

 

Google Authorshipは2011年1月〜2014年8月の3年間検索結果に現れていた機能です。

 

このプロジェクトでは、サイト製作者たちに彼らのプロフィールページを[a rel=”author”] 属性を使って各ページに組み込ませました。

 

このアナウンスのすぐ直後にGoogle+がリリースされ、[rel=”author”]のリンク先を作成者のGoogle+ページにするようにしました。

 

なぜ作成者たちがわざわざ工数をかけて[rel=”author”]を書くようになったかといえば、

 

  • どこかのタイミングで作成者の権威がランキングファクターになると考えた
  • Google+のプロフィール画像がSERPsに表示される

 

という2点からです。

 

google-author

 

(出典:SearchEngineLand

 

しかし2013年の終わり頃からだんだんとこの機能は姿を消していきました。

 

そして2014年の8月にGoogleのジョン・ミュラー(@JohnMu)がGoogle Authorshipは完全になくなったとアナウンスをしました。

 

Google Authorshipは結局なんだったのか?

 

Googleは様々な新機能をSERPsで実験しますが、Google Authorshipは他の実験に比べると非常に長く続いたものだといえます。

 

Googleは専属のチームを作ったり様々なリソースをこのプロジェクトにつぎ込みましたが、結局このプロジェクトは彼らに何も残さなかったのでしょうか?

 

おそらくそんなことはありません。

 

たとえGoogleのアルゴリズムが主としてリンクをシグナルとしていたとしても、Googleは常に多様なシグナルを探し求めています。

 

またそれらを統合して、ユーザーが入力したクエリに対してもっとも適切な結果ページを返すように日々努めています。

 

作成者の信頼性と評判は現実世界の人間がコンテンツの質を評価する際に使うものとして考えられるので、アルゴリズムのシグナルとしてきちんと意味をなします。

 

またここ数年、Googleは機械学習とAIの分野に大きな投資をしてきました。

 

これらの発展によって、今後作成者の権威がGoogleのアルゴリズムに組み込まれていくことになるでしょう。

 

作成者の権威と現在のGoogle検索

 

アップデートされた検索品質評価ガイドラインの「コンテンツ作成者の評判」のページには何が書かれているでしょうか?

 

簡単にまとめると以下のように書かれています。

 

Webページでは以下の2点が明確に確認されるべきです

  1. 誰がそのサイトの責任者なのか(もちろん、”About us”のようなリンクページに書かれているはずです)
  2. 誰がそのページのコンテンツを作ったか

 

ガイドラインは、ブランドや会社、サイト運営者のオンラインでの評判だけではなく、それぞれのコンテンツの作成者も評価されていると示唆しました。

 

作成者の評判は、他者によって書かれた略歴などを利用しているそうです。

 

サイトオーナーとメインコンテンツの製作者はページの品質を評価する上でもっとも重要だと考えられている要因のうちの1つだそうです。(5つあるそうです)

 

評価軸としては、どれだけGoogleのE-A-T(専門性・権威・信憑性)があるかどうかだといいます。

 

ここ最近のアップデートでも話題になりましたが、YMYLサイト(お金や健康に関わるサイト)においてはE-A-Tは非常に重要な要素で、Googleもこの点においては明らかにしています。

 

彼らは、YMYLサイトにおいてコンテンツ作成者の情報がないものは品質を「最低」にすると述べました。

 

さらに言えば、たとえWebサイト自体が高い評価をある特定のトピックに対して持っていたとしても、これからはそれぞれのページが著者の評判と権威によって評価されるようになるのです。

 

「作成者の評判」はSEOとコンテンツマーケティングにどのような意味をもたらすのか?

 

Googleは著者の権威が直接のランキングファクターだとは述べていません。

 

しかし一方で、Googleの機械学習とAIによって作られていくアルゴリズムによって、より現実世界の人間がページに対して評価するのに近い判断基準を彼らが持てるようになることは明らかです。

 

だからこそ、たとえ今は「作成者の評判」がランキングファクターでなかったとしても万全の準備をしておくことは決して無駄にはならないでしょう。

 

検索品質評価ガイドから読み取れる限りでは、対策として以下が必要になってきそうです。

 

  • コンテンツ製作者の明確な記載
  • 著者の略歴、もしくはそれが記されているページへのリンク
  • コンテンツ作成者の実在が証明されており、彼らの権威がわかるソースへのリンク

 

パブリッシャーと著者へのアドバイス

 

パブリッシャー

  • 良い評判を持つクリエイターのみからコンテンツを納品してもらうこと、彼らの専門性をコンテンツの中で説明すること
  • 似たようなトピックを扱う品質の高いサイトでクリエイターをしている人を探すこと
  • オンライン上で明確でポジティブな存在であるクリエイターを優先すること(良いサイトに略歴が乗っていたり、Wikipediaページを持っていたり、「トップ業界人」といった権威の高いページに載っているなど)
  • 著者の略歴へのリンクを強調すること。また彼らのソーシャルメディアアカウントページへのリンクも忘れないこと。

 

コンテンツクリエイター

  • 自分のE-A-Tを高めるために一生懸命働く
  • ソーシャルメディア上でアクティブに活動する
  • オンライン上でインタビューを受けたり引用されたりする機会を持つ
  • 自身の専門分野に関連したコンテンツを、評価の高く、そのコンテンツとの関連どの高い出版物に載せる
  • 出版物に載せてもらう略歴の箇所へソーシャルメディアのアカウントや個人サイト(あれば)、会社のサイト、Wikipediaのページへのリンクを貼ってもらう
  • Wikipediaのページを手に入れるように努力する

 

まとめ

 

フェイクニュースが蔓延している時代に、Googleが検索品質評価ガイドラインをアップデートし、著者の評判を重要視するようになったことは偶然ではないでしょう。

 

これまで以上に信頼性を証明することに一生懸命にならなけらばいけない時代がやってきたのです。

 

誰が書いたコンテンツなのかというのとても重要なシグナルの一つになっていくことは間違いありません。

 

 

この記事は以下の記事を参考に書いています。

Why Author Reputation Matters More Than Ever for Search